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角館伝四郎

素材/山桜の樹皮  地域/秋田県角館町

江戸末期の創業時より、「品を磨き、信頼を磨く」という精神のもと、
表情豊かな桜の皮と向き合い、樺細工を伝え続ける角館伝四郎。
樺細工は角館のみで製作される伝統的な木工工芸品で、
茶筒は円柱の木型に経木と山桜の樹皮を巻きつける「型もの」という技法でつくられます。
一本の筒を裁断したものが胴や蓋のパーツとなるため、
高い気密性が保たれ茶葉を湿気から防いでくれるのです。
日々手に触れることで桜皮独特の艶は光沢を増し、永きに渡り愛用できる匠の品。
産地を守り、先人が築き上げた伝統を次世代に継承するという実直な姿勢が、
ものづくりに体現されています。

[ プロフィール ]

1851年
初代伝四郎が地場産品問屋を創業
1879年
2代目伝四郎が樺細工の産地問屋として開業
1907年
3代目伝四郎家業継承
1933年
4代目伝四郎家業継承
1964年
5代目伝四郎が株式会社藤木伝四郎商店を設立
1976年
雲沢工場設立
1990年
本社・本店改築
2001年
6代目伝四郎就任
2010年
角館 伝四郎ブランド発表
2015年
現社長就任