くらしをつくる人NOTE
2016.10.21
村上流のマカイ
マカイとは沖縄の方言で碗を差す言葉です。
沖縄ではマカイでご飯も汁物も食べる、日々のくらしになくてはならないうつわのひとつ。
沖縄で修業した後に、内地で独立した村上さんがあえて「マカイ」の名をつけて制作しているのがこの白いお碗です。
村上さん「最近の僕のお勧めがこのマカイです!」
金子「マカイって、沖縄のお碗ですよね?」
村上さん「そうです。沖縄のマカイはひとつのお碗でスープやご飯を食べることのできる、とても機能的なうつわです。自分なりにより使いやすい形にできないかと思い、作ったのが粉引のマカイです。お粥やスープなどをスプーンですくいやすいように内側を滑らかなラインに仕上げています」
金子「まさに、村上流のマカイですね!」
村上さん「サイズも豊富で、大きいものからチャンポン、ラーメン、親子丼、小丼、飯碗にと思っています。あ、ラーメンはマルちゃん正麺のサイズです(笑)」
金子「実際に持ってみると見た目より軽いですね」
村上さん「持って使う道具なので、毎日使いたくなる持ち心地のよさを考えながら制作しています」
おしゃべりな食卓
村上家の家族構成は村上さん、奥様、お子さん二人の4人です。
本日は雨晴金子も笑顔の絶えない、賑やかな食卓にご一緒させていただきました。
メインの料理は茶粥と野菜の揚げ浸し。
うつわは村上さんの作品を中心に、好きな作家さんやアンティークの食器でコーディネート。
村上家の“おしゃべりな食卓”の始まりです。
仲むつまじく食事の準備をする村上夫妻
茶粥と奥様の得意料理、野菜の揚げ浸しです
小さい頃から素敵なうつわでご飯を食べているお子さんたちは伸び伸び育って元気いっぱいです
村上さんが最近はまっているもの。
それは中国茶です。
どちらかというとせっかちという村上さんは、ほっとひと息つきたい時には中国茶を愉しまれているそうですよ。
この日、雨晴一同は中国茶でおもてなしをしていただき、身も心も癒される時を過ごしました。