くらしをつくる人NOTE

Vol.16
2023.3.1
Vol.16 陶芸家 船串篤司さん <ART編>

船串さんの道具

アートのようなこの景色。 実は船串さんが作品を焼成するときに使う窯板の天面です。

黒いうつわを作る時にかけるマンガン釉が垂れることで偶然生まれたこの表情。

船串さんが日々陶芸と真摯に向き合う中で生まれたテクスチャーは
船串さんが憧れる自然の情景や古道具の佇まいにも引けを取りません。

この美しい景色の上でどのような作品が生み出されるのか。 今からとても楽しみです。

船串さんの手

自分が信じた道を歩む中、出会った方から頂いた深みのある言葉と
自身で磨き上げてきた日本人としての感性。

その二つを掛け合わせることで生まれた今の想いを
この手に伝え作陶する船串さん。

一時はあのプレートを作りすぎて嫌になった時期もあったそうですが(笑)。

船串さん 「やっぱり、うつわ作りは楽しいし、一番好きっていうか。
自分は食べることも好きですしね!」

とのことですので船串さんファンのみなさま、どうぞご安心ください。

アートやオブジェについては海外を視野に入れながら
ご自身の明るい未来を切り開くために今後もチャレンジしてくださることでしょう。

「陶芸家」船串篤司の生み出す日本人が心地よいと感じる “間” に今後もどうぞご期待ください!

船串篤司

1979年
茨城県水戸市生まれ
2003年
酒井芳樹氏に師事
2008年
茨城県窯業指導所 釉薬Ⅰ科修了
2009年
笠間市にて独立

Photo / Yuka Yanazume

Interview / Kenichi Kaneko (AMAHARE)

5/5