くらしをつくる人NOTE

Vol.13
2021.2.18
日の出ガラス工芸社 津坂陽介さん、久保裕子さん<前編>

尋常ではないスピードでくるくると竿を津坂さんが回します
逆側で助手を務める岡田さんがひっぱっています

段々細くなってきました
回転させながら伸ばすことで繊細な模様ができあがっていきます

レースの棒が完成!ですが、まだ棒なのです、、、
このガラス棒を使ってレースのうつわを作ります

レースのガラス棒を並べた上から、ガラスの種を転がします

綺麗に巻けました。この後、窯にガラスを入れて熱し、
鉄板の上で転がしながらガラス棒のつなぎ目を消して表面を滑らかに仕上げていきます

ガラスを吹くために先端を袋状にしてカット
こうすることで吹いた時に隙間から空気が逃げるのを防ぎます

形を変えて

高台を作るために透明なガラスをくっつけます

口を広げていきます

ようやくうつわのかたちになりました!
この後、鉄の竿から外して徐冷炉にいれてゆっくりと冷まして完成です!

「ダメになっちゃうポイントがたくさんありすぎて、気が遠くなっちゃうんです」とは久保さんのお言葉。

見ているだけでもそう感じましたので作るとなると本当に難しいのだろうなあと想像します。

今回の雨晴の展覧会でもレースの作品が沢山並びますので、是非皆様にも手に取ってその美しさをご堪能頂ければ幸いです。

4/5
見立てるということ