くらしをつくる人NOTE
2023.5.2
第17回目は、大阪府と徳島県の2拠点で作陶する池田優子さんです。
池田さんと言えば見るものを魅了する青のグラデーションや
サンゴ礁のようなテクスチャー、貝の記憶をうつした表情といった
海を想起させる情景が広がるうつわや花器が代表作。
雨晴一行が向かったのは池田さんの新しいアトリエがある海の街「徳島県海陽町」です。
今回も「UMI編」と「YAMA編」の二部構成でお届けする「くらしをつくる人」。
「UMI編」では憧れの海辺の生活を手に入れた池田さんがどのようなライフスタイルを送り、それがどのようにものづくりに反映されているのか。
雨晴の金子が迫ります。
山の上を走る飛行機雲や海岸線に沈む夕日を眺めながら車を走らせていると
幼少期に家族で帰省した祖父母の家への道中の記憶が蘇ります。
池田さんのアトリエがある海陽町に到着したのは夜の8時。
星空の下、暖かな灯りがこぼれる池田さんのご自宅兼アトリエは
初めて伺ったのに「ただいま」と言いたくなるような
どこか懐かしさを感じる優しい佇まいです。
ようこそ池田亭へ
長時間の運転の疲れを癒してくれたのは、池田さんの笑顔と暖炉の暖かな火。
取材の時間は明日も一日あるので早速、乾杯しようということになり、
池田さんが海陽町ならではのおもてなしをしてくださいました。
ご近所のおばあちゃんからお裾分けしていただいたという山菜。
銀彩や天目のうつわに春の彩りがよく映えます
海陽町のお水でつくったお酒で池田さんがもてなしくださいました(嬉泣)
近所の漁港にあがった魚のお刺身を池田亭女将特製のヌタで頂く至福の時間
広々としたキッチンとダイニングテーブル。
池田さんの素敵なおもてなしに感動しっぱなしの私達
暖炉に集まって、ゆったり、まったり。空にはくっきりと北斗七星が。
ほろ酔い気分でおやすみなさい